ついにスペインに上陸。スペインを代表する建築家、「アントニ・ガウディの作品群」を見て回ります。 世界遺産にも登録されているこの作品群、実際に見て何を感じるのか、スペイン旅が本格的にスタートです。
曲線の世界?直線が一切ないカサ・ミラ
この日の朝はまず昨日入れなかった「カサ・ミラ」のチケットをとり中に入ってみることに。 カサ・ミラは直線が一切なく、全て曲線になっています。その不思議な構造は、中に入ってみるとより不思議さを感じました。 その独特の外観の中ももちろん、いたるところが曲線で構成されており、ガウディの独特の感性とセンスを感じられます。
ちなみにカサ・ミラは今も一部が実際にアパートとして使われており、住んでいる人もいるようです。 カサ・ミラの屋上からの景色もとてもよく、高い建物が少ないバルセロナを遠くまで見渡すことが出来ます。 さらには遠くにあの「サグラダ・ファミリア」が見え、初めて生で見るサグラダ・ファミリアにとてもテンションが上がりました。
チュロス・コン・チョコラテ
さてカサ・ミラを見たあとは朝食を食べに行きます。 この日の朝食はスペイン名物、「チュロス・コン・チョコラテ」を食べに行きます。 チュロス・コン・チョコラテとは、サクサクのチュロスをホットチョコレートにディップして食べる、スペインの定番料理です。 前日に知人から借りていたガイドブックに載っていた「La Pallaresa Xocolateria Xurreria」というお店に行くことにしました。 もちろんチュロス・コン・チョコラテを注文。 これが非常に美味しく、この後に続くチュロスブームの先駆けとなりました。
未完の大建築、サグラダ・ファミリア
さあいよいよこの旅のメインと言っても過言では無いサグラダ・ファミリアを見に行きます。 言わずと知れたガウディの未完の大建築は、着工から140年以上たった今でも建設が続いている巨大で複雑な教会です。 当初は完成まで300年かかるとも言われていましたが、その後の技術の進歩などでいよいよ2026年には完成予定とのこと。 どうしても建設中のサグラダ・ファミリアを見たくて今回の旅行にヨーロッパを選びました。 実際に間近で見るサグラダ・ファミリアは圧巻そのもの。 また初期に建設された場所と最近作られた場所で大きく色が違い、その歴史を感じることができます。 中に入るには事前にオンライン予約が必要で私はしていなかったので外から見るだけでしたが、それでもその圧倒的なスケールと複雑な彫刻が施された外観に魅了され、約1時間ほど外から眺めていました。
ついに生ハムと対面!?圧倒的な味に感動
その後は昼食として前日に知人からおすすめされたレストランで生ハムを食べに行きます。 その道中、バルセロナ凱旋門を見ました。直前に本場のエトワール凱旋門を見ているためら見劣りするかと言われればそんなことはなく、エトワール凱旋門とはまた違ったその装飾や雰囲気に見入っていました。
そのまま歩き、オシャレな路地を通った先に、お目当てのレストラン、「Casa Lolea」があります。 ここで生ハムとパンと赤ワインを注文。初めて食べる本場の生ハムは、日本で食べるものとは一線を画す美味しさでした。 朝食が遅かったためあまりお腹は空いていませんでしたが、ペロリと平らげました。
海岸で感じる地中海の風
その後は特に予定を決めていなかったため、歩いて地中海を目指します。 地中海に近づくにつれ、街の雰囲気が変わっていき、海岸の街を感じました。
そして地中海沿岸に到着。 2月のバルセロナの地中海沿岸は非常に風が強く、パラセーリングをしている人が何人かいました。
心地よい気温と風のせいでそこで1時間ほど寝てしまっていました。 海外で外で寝るなんて危険ですね。 何も取られていなくて良かったです。 その後、またチュロスが食べたくなったのでGoogle Mapで調べた近くにあったお店に行きます。 ここはバルセロナで老舗のチョコレート屋さんだったそうでその名の通りチョコレートがとても美味しかったです。 またこちらのお店のチュロスはもちもちで朝のお店とはまた違いました。 お店によっていろいろなチュロスがありとてもいいですね。
その後、知人と合流する事になったので、合流場所のカタルーニャ広場に向かいます。 ここでプチハプニング。ベンチに座って待っていたら隣にパンを持ったおじさんがやってきます。 そしてあろうことかそのパンを鳩に上げだしたのです。 しかもフランスパン2本分!? 大量の鳩に囲まれてしばらく動けませんでした。
その後知人と合流しガイドブックを返し、お土産を購入しました。 そしてそのままマドリードに帰るとの事だったので、別れを済ませて私はホテルに戻ります。
濃厚!?独特な風味のイカ墨パエリア
ホテルに帰ったあとは夜ご飯を食べに行きます。 どこに行くか、中々決められなかったため、ホテルのフロントの人にオススメのレストランを聞いてみてそこに行くことにしました。 おすすめされたのは「teleferic」というお店。
ここはウェルカムドリンクとして「Cava(スペインのスパークリングワイン)」がでてきます。 ここではイベリコハムのコロッケとイカ墨パエリア、サングリアを注文。さすがおすすめだけあってとても美味しかったです。 ただイカ墨パエリアはとても濃厚で、全て食べ切るのは少ししんどかったです。
食後はホテルに戻り、この日の観光を終えました。 バルセロナの美食と芸術に満ちた1日でした。
明日はいよいよバルセロナを発ち、マドリードに向かいます。 スペインの首都、マドリードではどんな体験が待っているのか。 次回もお楽しみください。