パリ2日目は、パリの街を歩き、美術館を巡り、様々な建造物を見て、パリの芸術の都たる所以を感じてきました。今回はその様子をお伝えします。
早朝のパリ
日の出と同時に起き、ホテルの窓から外をのぞくと、2月のパリの朝は肌寒くもとても空気が澄んでおり、非常に気持ちのいい朝でした。
朝の支度を済ませて外に出て、まずはクロワッサンを食べに行きます。 パンテオンの近くにある有名なクロワッサンのお店でテイクアウトをし、セーヌ川のほとりのベンチで、ノートルダム大聖堂を眺めながら食べました。 朝日を浴びながらのパリのクロワッサンは格別の美味しさでした。
朝食を済ませ、ノートルダム大聖堂を外側から見学します。 朝日に照らされたノートルダム大聖堂はとても荘厳でした。
その後も朝のパリの街を散策します。 フランスの景観保全政策により歴史的な建造物が保存されているパリの街は、どこを切り取っても絵になり、歩いているだけでとても楽しい街並みです。
ノートルダム大聖堂からセーヌ川沿いに歩いていると、ルーブル美術館があります。 もちろんルーブル美術館には入りますが、予約はこの日の12時から。 まだ3時間ほど時間があるのでゆっくりとパリの街を散策します。 まずはルーブル美術館の正面からコンコルド広場に向かって歩き始めました。
さらにその先に「プティ・パレ」という美術館を発見。 こちらは10時から開いており、しかも入場料無料だったので、残りの時間はここで過ごすことにします。 中は無料とは思えないほど広く、たくさんの展示がされており、ルーブル美術館の予約のため滞在時間は1時間半ほどでしたが、全く足りないほどでした。 しかし今日の主役はルーブル美術館。名残惜しい気持ちになりつつ、ルーブル美術館のほうへと向かいます。
圧巻のルーブル美術館、芸術の都の深淵
ルーブル美術館と言えばおそらく世界で一番有名な美術館でしょう。 そんなルーブル美術館に私は今から入ります。 よく見る正面のガラスの入り口は混雑すると聞いていたので、ショッピングモール直結のカルーセル・ド・ルーブル入り口から入りました。 事前予約でチケットを持っている人限定ですが、私の場合は15分ほどで入場することができました。知っておくと便利なアクセス方法です。
ルーブル美術館はドナン翼、シュリー翼、リシュリュー翼の3つのエリアに分けられています
そのうち最も有名なのがドナン翼。 ここにはモナリザを筆頭にルーブル美術館を代表する有名な美術品が並んでいます。 私もまずここから鑑賞をスタートしました。道中、様々な作品を鑑賞しながら、真っ直ぐにモナリザの展示に向かいます。 モナリザは大人気で、前にはかなりの列ができており、最前列に行くのに体感で30分ほどかかりました。 写真を一枚撮ったら出るように係の人に言われたので、一発勝負で撮影しました。 緊張しましたが、無事に記念の一枚をとることができました。
モナリザの後は、サモトラケのニケやミロのヴィーナス、ナポレオンの戴冠式などの有名作品を見ながら展示を見て回ります。
そしてドナン翼を回り終えてルーブル美術館を後にしました。 ルーブル美術館にはほかに2つのエリアがありますが、正直美術品にあまり興味のない私は少し飽きていました。 しかし、有名な作品を実際に見られたことは貴重な体験でした。教科書やネットでよく見る作品を実物で見ると、その迫力に圧倒されました。
エッフェル塔(昼の姿)
ルーブル美術館を後にし、エッフェル塔の昼の姿を見に行くことにします。 途中オペラ座を見るなど、かなり遠回りをしながら向かいました。さて、エッフェル塔に到着すると、昨晩見たエッフェル塔とはまた違う姿が見えました。 昼間の明るい中、ライトアップされていない素のエッフェル塔は、まるでライトアップなどなくてもわたしが一番目立つと主張しているかのようにそのままでそこにいると感じさせる圧倒的存在感がありました。
エッフェル塔はを見た後は、お昼をまだ食べていなかったため何か食べることにします。 時間も遅かったので、軽食にすることに。エッフェル塔の近くにあるとても有名なカフェ「Carette」に行きます。 とても人気のお店で、かなりの行列でしたが、2人席が多いせいか2人以下なら比較的早く案内してもらえる印象でした。 私も10分ほどで席に案内されました。このカフェはマカロンが有名なので、マカロンとショコラムースを注文しました。お値段は5000円ほど。 これがとても美味しく、リピ確定です。 ただ誤算はとても甘く、また量もそこそこあったので、夜ご飯のために軽食にしたつもりが結局夜まで何も食べられませんでした。
Aux Champs-Élysées
その後昨日見れなかったエッフェル塔のシャンパンフラッシュを見る予定でしたが、日没まではまだ時間があったので、エトワール凱旋門の昼の姿を見ておくことに。 「Carette」からは歩いて15分ほどです。エトワール凱旋門もまたその存在感に驚きました。 たくさんの道が集まりラウンドアバウトを形成しているその中心にそびえ立つエトワール凱旋門は遠くからでもはっきりと見ることができ、まさにエッフェル塔に並ぶパリの象徴でした。
エトワール凱旋門には夜に登るつもりなので外から鑑賞した後はかの有名な「シャンゼリゼ通り」を歩きます。 Aux Champs-Élyséesの歌詞にも登場するシャンゼリゼ通りは有名ブランドが立ち並び、パリの街を詰め込んだ通りでした。
三度の飯よりシャンパンフラッシュ
さてついに待ち望んだシャンパンフラッシュのお時間です。 待ち望みすぎた私はシャンゼリゼ通りからエッフェル塔に向かうときにこんなことを思いました。 「シャンパンフラッシュをエッフェル塔の中から見たらどんなんだろう」とということでエッフェル塔登頂スタートです。 まずはチケットを買うためにエッフェル塔下のチケット売り場に並びます。 ここで調子に乗って2階展望台までは階段で登ることにしました。これがまあしんどい。 行けるだろうと思っていましたが、途中何度も休憩をはさみながらなんとか2階展望台まで階段を登り切りました。 ちなみにエッフェル塔のチケットはネットでは27ユーロと書かれていましたが、18-24歳は13,7ユーロでした。 私はネットでこの情報を見つけることはできなかったので、時間に余裕のある方は当日券を検討してみてもいいかもしれません。 その後、2階展望台からはエレベーターで最上階の展望台まで行きついに中からシャンパンフラッシュを見ます。 しかし中から見るシャンパンフラッシュは想像していたものではなく、ほとんど見えませんでした。 中から見る場合は2階展望台からだと非常によく見えると思うのでおすすめです。
その後はしっかりとシャンパンフラッシュを見るために、トロカデロ広場で待機しました。 途中、様々な人に写真を撮ってほしいと声をかけられて話しているうちに、1時間はあっという間に過ぎました。 2度目はしっかりとシャンパンフラッシュを見ることができ、きらめくエッフェル塔の姿に魅了されました。
さて次は三度目のシャンパンフラッシュ、エトワール凱旋門の屋上から見ます。 トロカデロ広場から早歩きで約15分、エトワール凱旋門に到着し屋上まで登ります。 私が行く少し前にパリに行っていた友人からおすすめされたため登ったのですが、友人の言う通り、登ってよかったと思う、とてもきれいな夜景が見れました。 またここから見るパリの夜景とシャンパンフラッシュはまた格別でした。 このように1日に3度のシャンパンフラッシュを見たため、シャンパンフラッシュのために実に3時間費やしたことになりますが、それだけの価値が間違いなくそこにはありました。 パリの夜景はやはり「光の都」の名にふさわしい美しさです。
疲れ切った一日の終わり
三度のシャンパンフラッシュを見てホテルに戻ります。 この日は前述したように夜ご飯は食べられませんでした。この日は歩き回っていたのでとても疲れており、かえってすぐに眠りにつきました。 後で歩数計を確認するとなんと4万歩を超えていました!
芸術、グルメ、夜景、と盛りだくさんの一日、とても疲れましたが、パリの魅力を存分に体感できた充実の一日でした。 明日はパリ市街地から少し離れ、ヴェルサイユ宮殿に行きます。明日はどんな発見があるのでしょうか?