フランス観光3日目はパリ市街地から少し離れてヴェルサイユ宮殿に行きます。 ヴェルサイユ宮殿はフランス王ルイ14世が建てた宮殿で、フランスの絶対王政の力と栄華を表現するための舞台となりました。 そんなヴェルサイユ宮殿で何を感じ取るのか、そんな一日です。
ヴェルサイユ宮殿へいざ出発
ヴェルサイユ宮殿は事前に11時からのチケットを予約していたので朝から向かいます。 前日の疲れから朝起きるのが遅くなり時間がなかったため、朝食キャンセル界隈でそのままヴェルサイユ宮殿に向かいます。 パリ市内からヴェルサイユ宮殿までは地下鉄で30分ほどでした。 ヴェルサイユ宮殿の最寄り駅「Versailles Château Rive Gauche」駅から徒歩5分ほどでヴェルサイユ宮殿に着きます。 ヴェルサイユ宮殿の第一印象は「大きくて豪華」というもの。 とにかく規模が大きかったです。 フランス絶対王政の象徴を目の当たりにしてその規模に圧倒されます。
栄華の内部に潜入
いよいよエントランスから入場です。 事前予約のチケットを持っていてもかなり並んでいました。 私は10時50分頃に到着しましたが、まだ10時半の予約の人が入場している状態だったので、私たちの列はなかなか進みませんでした。 ようやく11時15分頃に入場。フランスの栄華を体験しに行きます。 とはいえ朝食を食べていないためお腹がペコペコ。 まずは一度お腹を満たしに行きます。ヴェルサイユ宮殿内のカフェでパンとコーヒーをオーダーして食べました。 急いできたので館内で食事をとれる場所があるのはとても助かりますね。
その後はいよいよ展示を見に行きます。 かなりの数の展示があり、見どころがたくさんでした。 教科書でよく見るあの絵や、マリー・アントワネットの寝室もありました。
ただどの展示も知識がない自分からするとほとんど同じで飽きていたところにかの有名な「鏡の間」が来ます。 ここは想像以上に美しかったです。数々の映画やドキュメンタリーで見た歴史的な場所を実際に目にすると、感慨深いものがあります。 豪華な装飾と無数の鏡が作り出す空間は、まさに太陽王ルイ14世の権力を象徴しているようでした。
広すぎる庭園に心くじけそうに
その後はヴェルサイユ宮殿内の展示は見終わり、庭園に出てみます。 ここがとにかく広く、全ての規模が桁違いでした。宮殿近くからだと反対側の端は全く見えません。 整然と整えられた庭園のデザインは、人間の手によって自然をも支配しようとした当時の思想を表しているようです。
そのまま歩いて大トリアノン宮殿へ向かいます。 歩くと15分から30分ほどかかり、疲れすぎて心が折れそうでした。 心が折れなかったのは戻るにしても同じくらい歩かなければいけないというネガティブ要素です。 ちなみに園内には小型バスのような乗り物も走っており、おそらく5ユーロで乗ることができます。 ヴェルサイユ宮殿から大トリアノン宮殿と小トリアノン宮殿を結んでいるので、利用するのもいいかもしれません。 特に夏場や体力に自信のない方にはこの交通手段をおすすめします。
さて大トリアノン宮殿、小トリアノン宮殿を回り、もと来た道を戻りたくなかったのでそのまま近くに出口から外に出ました。 この辺りは観光客がほとんどおらず、街の郊外のような雰囲気でした。 そこから駅までは歩いて30分ほどです。道中、パリの街とは違った雰囲気を感じつことができて良かったです。 観光客で賑わう中心部から少し離れると、地元の暮らしが垣間見える貴重な体験でした。
ザ・フレンチ
ヴェルサイユ宮殿観光でかなり疲れたのでその後はホテルに戻って少し休憩をします。 ヴェルサイユ宮殿の広大な敷地を探索した後は、足の疲れがどっと押し寄せてきます。
少し休憩した後は夜ご飯を食べに行きます。 この日は本格的なフレンチを食べに行くことに、ホテルの近くの「Le Vieux Bistrot」に向かいます。 ここで注文したのはエスカルゴ、ビーフステーキ、ボトルワイン、デザート。これぞ「ザ・フレンチ」というものでとても美味しかったです。 ここでは「Bon appétit」も聞くことができました。本場のフランス料理の味わいと雰囲気に浸りながら、充実した一日を振り返りました。
18時頃に行くとすぐ席に案内されましたが、その後はどんどん混み始め、待ち時間が発生しており1人の人は断られていたりしていたので、早めに行った方がよさそうです。 また、予約もできるようです。
ヴェルサイユ宮殿の壮大さと美しさ、そしてフランス料理を堪能した一日は、私のヨーロッパ旅行の中でも特に印象に残る日となりました。 明日はパリ最終日、パリの街を最後まで堪能します。