2025年6月10日、私の大旅行がついに始まった。最初の目的地は、熱気あふれるタイ・バンコク。しかしこの旅は出発から波乱万丈だった。
関空、まさかの大混雑と遅延
関西国際空港に着くと、目に飛び込んできたのは信じられないほどの大行列。チェックインカウンターは人でごった返し、オンラインチェックイン済みにも関わらず、手荷物を預けるだけの列も一向に進まない。一年前に同じ便でタイに行った時にはすんなりチェックインできたので予想外の光景だった。後でわかったことだが、システムエラーが発生していたらしい。
システムエラーはチェックイン後も続いており、さらには人探しも加わり飛行機は大幅遅延。いきなり3時間近い遅延が確定。旅の始まりからこれか...と少しだけ先が思いやられたが、これもまた旅。結局、9時55分発の飛行機が離陸したのは12時55分だった。
バンコク到着、そして最初のミッション
3時間遅れでバンコクのドンムアン空港に降り立ったのは、夕方の17時半。むわりとした熱気が、「タイに来たんだ」と実感させてくれる。ここからは気持ちを切り替えて行動開始だ。
まずはエアポートシャトルA2に乗り込み、30バーツで市内へ。最初のミッションは両替だ。調べておいた「サイアムエクスチェンジ」は噂通りレートが良く、「0.225」という数字に少しテンションが上がる。ここで当面の資金として3000円を両替し、友人のSIMカードも無事購入。
お腹もすいてきたので、近くにあったガパオライスが有名なお店へ。なぜか僕はそこで麺を注文していた(140バーツ)。旅の食事は、いつだって直感が大事だ。(ガパオライスが高くて一番安いメニューにしただけ)
ローカルバスとタイの宿
本日の宿へは、現地の足であるローカルバスを乗り継いで向かう。1回の乗車がたったの8バーツ。ガタガタと揺れる車窓から眺めるバンコクの街並みは、何もかもが新鮮だった。
宿最寄りのバス停で降り、近くのセブンイレブンで今夜の晩酌セットを買い込んで、本日の宿である「Do Dee Cafe」へ。デポジット100バーツを払い、部屋というかテントへ。シャワーとトイレは共用でシャワーは水しか出ない。きっとすぐ裏の川から水を引いているだけなんだろうな、なんて仲間と笑いあった。ハプニングだらけだったけど、こうして無事に旅の初日を終えられたことに感謝。夜が更けるまでこれからの冒険について語り明かした。